演奏をする!          2004/8/13

2年ぶりになりますが(^ ^;)ここに報告しなければいけないことができました。

実は昨年9月頃から僕はピアノを習い始めたのです!
先生は現在愛知県日進市にお住まいの西野夏代先生。
ご実家が鈴鹿の隣の四日市市なので、月2回ほどそちらにレッスンにおじゃましてます。

直接のきっかけは昨年8月末に西野先生のお宅に調律に行った時のことです。
先生が、「私は本当は大人の人を教えたいのよね。」と何気なく言われたのに僕が反応をして、じゃあ僕もひとつ習ってみよう、ということになったわけです。
前にもどこかで書いてるかもしれませんが、やはり僕も小さい頃からピアノを弾くのが夢だったのですね。
でも、それが叶わず、じゃあせめていつもピアノをさわってられるピアノ調律師の道に進んだわけです。
でもやはり、ピアノを弾きたいという願望はずっとどこかにくすぶり続けていたわけで、昨年ついにそれに火がついた、いや、火をつけたのです。勇気を持って。(笑)
だって僕はピアノといえば小学6年生の時に、学校の音楽の先生にほんの数ヶ月バイエルを習った程度でしたから、調律師といえども、殆どピアノは弾けない状態なんです。じつは! 告白ですね。(笑)
まあもっと言えば、ピアノをある程度(どの程度か、ということはありますが)弾ける調律師というのは実はそんなに多くはないのかもしれません。それでも、ピアノの調律はできるのか?と言われれば、それは充分できるわけで、まあ多少の負け惜しみもあったのかもしれませんが、昔の調律師は、「調律師はピアノを弾いたらだめだ。耳が濁るから。」なんて言ってたこともあるそうです。一理はある話だとは思いますが。

話を戻しますが、勇気を持ってピアノレッスンに飛び込んだわけですが、実は以前にもよく似た感覚を僕は経験しました。
それは全く違う話ですが、我が家のすぐ裏は伊勢湾の砂浜が続いてまして、毎年シーズンには以前からよくそこでウインドサーフィンをしてるのを見かけてたのですよね。
特に台風前なんかは風を求めて他府県からもサーファーが集まってきてたのです。
僕は30代の前半、毎年仕事の帰りなんかに車を堤防の上に止めて、ボードが波の上を気持ちよく滑って疾走してるのをながめては、「ああ、僕もあんな風にボードに乗ってみたいな。でも、もう30代だし、やってる人って言えば殆ど20代の若者みたいだし。今さらなぁ・・。」と思いを巡らせていたのです。
でも、そんなことを5年ほども続けた時、「僕はいったい毎年何をここで車を止めてながめては思い続けているんだ。こんなことをしてたら一生僕はウインドサーフィンなんかできないよな。」と、突然ひらめき、さっそく道具と本を買い込み、ついにウィンドサーフィンを始めたのでした。まあ結局それは3年目になって仕事や学校の仕事とかで忙しくなり、残念ながらやめてしまったのですが、今でもウインドサーフィンのあの快感と、やってて感じたそれこそオーバーのようですが、地球や自分の命とかについてのあるひとつの実感は、僕の財産になったのです。

え〜、話が戻らなかったので、もう一度もどします。(笑)

そこで、何を僕は報告したいのかというと、もちろんピアノを習い始めたこともそうなのですが、実は昨日その西野先生門下生のピアノ発表会があり、僕もそれに出演したのです。なんと!(^ ^)
場所は名古屋の電気文化会館。立派なコンサートホールです。
席数は400席。壁は大理石張りのクラシック専用ホール、常備ピアノはスタインウェイのフルコンが2台とヤマハのフルコン。
あとホール付属のリハーサル室には小降りのベーゼンドルファー! しかもエンジとアイボリーのツートンカラーで、その上そのピアノはスタイルもかなり、とんでます(^ ^)。
10万ピクセルの携帯カメラですが、まあ雰囲気だけでも見て下さい。(あ、弾いてるのはほかの出演者のかたです。)
        
音はちゃんと枯れたベーゼンの音がしてました。
本番前のキンチョーでなかなかじっくりピアノを吟味するヒマもなかったですが、たぶんそのピアノを楽しみに弾くのならちょっとクセになりそうな音でした。












・・・・・と、ここまで、発表会のコーフンも手伝って、一気に書いたのですが、ちょうど書いているこのときに、家族になんか用事で呼ばれてパソコンの前をはなれたのですね。文章はここで止まり、ファイルもアップされずじまいでした。今日は2005.5.4です。(おい!)

発表会は、ピアノもスタインウェイでとっても気分良く弾けました。ふだんはなかなか上手く弾けない部分も不思議とうまくいき、最後のコーダにさしかかった時には、僕の頭の中は曲が終わったとたんに来るであろうアラシのような拍手(笑)がすでによぎった、その時、頭の中が真っ白になったのです(^ ^;)。コーダの和音が完全に飛んでしまい、ストップしてしまいました。
まあ何とも情けないフィニッシュでした。


・・・いい経験でしたね。(T T)

でも、また弾きたい。楽しかったです。・・・ま、世間ではこれを「こりない」と言うのですが。(笑)



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