写真では、影が出来てしまい、わかりにくいのですが、ピアノを囲んでいる側板(がわいた・カーブしている縦の板をこう言います。)が、非常に薄いのがベーゼンの特徴です。
黒く見える部分の約60%位が実際の板の部分で、残りは影です。
ベーゼンはボディ全体を響かせようとしているのですね。
見てください。この華奢(^ ^)で美しい鋼鉄製のフレームを!
はい、これがうわさの97鍵です。
最低音は、ふつうラの音までですが、インペリアルはさらにそこから下へ行き、なんと、低いドまで続きます。
「ソファミレド・シ・ラ・ソ・ファ・・・」と、低い方へ音を出していくと、もうまるで、海底の底深く潜っていく潜水艇を僕は思い出します。
最低音なんて、水底から出てくるあぶくの音のようですよ(^ ^)。
ぶくぶくぶくぶく・・・・・と。
ステージ中央に置かれた、ベーゼンドルファーインペリアルの勇姿(^ ^)ですね。
見慣れたふつうのグランドピアノに見えます?
もうこれが、あの音を知ると、違うんですねぇ〜(^ ^)。
惚れた弱みでしょうか・・・(^ ^;)